<   2006年 06月 ( 1 )   > この月の画像一覧

竹小舞からのこもれび

d0049056_17183763.jpg
6月4日に「木組みの見学会」開催させていただくI邸の土壁の下地である竹小舞の作業が完了しました。

土壁は「時間がかかる」「高くつく」「寒い」「耐震性に劣るでは?」などの理由から敬遠されてきたのですが、今そのすぐれた性能が見直されてきています。確かに、それ以外の工法に比べ時間がかかったり、コストがかかることは否めませんが、冬の寒さ対策や耐震性はまったく心配ありません。突き詰めて考えていくと、むしろ日本の住まいにおいて最も優れたやり方であることに気づかされます。

この家づくりにおいて住まい手は、今世の中に出回っている断熱材で納得のいくものが見当たらなかったという考えに始まり、隙間などが出ないように丁寧な仕事をしてもらったり、冬はマキストーブを置くことで、その熱を土壁に蓄え暖をとるという住まい方であったり、耐震性についても、地震の力に立ち向かうのではなく、受け流す構造であることを理解されたり。。。不安を一つ一つ解決し、とことん考えた末、土壁を選択されました。

写真の竹小舞はこの道60年の職人さんが編んでくれたもので、西からの日差しがその竹小舞を照らした時、こもれびとでも言ったらいいのでしょうか、本当に美しく思わずシャッターを押していました。
[PR]
by mori-ie | 2006-06-01 18:12 | 家づくりの現場より